オリジナルエフェクト台座
「氷属性」と「炎属性」2つの個性を持つ轟焦凍2種類のエフェクト台座です。
フィギュア本体のリペイントはしていません。
制作時期:2021年10月頃
制作過程とか
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ZBrushでモデリング
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3Dプリンターで出力
氷エフェクトの苦労話
実はこのエフェクト台座は2作目になります。
1作目は黄変した透明レジンが氷表現と合わなかったためボツとなりました。
透明度を保ったまま仕上げることを想定していましたが、黄変したレジンとホワイト系やブルー系の相性が良くありませんでした。
青くなるまで厚塗りしてみたり、クリアーホワイトを先に塗装してみたりと色々試してみたのですが理想の色にはなりませんでした。
そこでレジンを黄変しずらい「高透明度レジン」に変更しました。
高透明度レジンと言いますが、黄変しづらいというイメージで乾くと白くなります。
ちなみに透明レジンは、ヤスリをかけて光沢クリアーを吹けば透明度を復活させることができます。
納得のいく透明度のある色味を出すことができました。
今回使用した透明度の高いレジンは「Phrozen-SC-801-Clear-Resin」
今回は氷のエッジ部分の「タミヤ ウェザリングマスターBセット」のスノーでお化粧しています。
粉ものは光沢クリアーの上では定着しずらいので一時的につや消しクリアーを塗っています。
1作目はボツになりましたが、透明度なしバージョンで仕上げてもいいかもしれませんね。(もったいないし)
透明度を保つことで色の深みが出て、見る角度によっていろんな表情を楽しむことができると思います。
【追記】透明度なしバージョン
ボツになった1作目を透明度がない仕様にリペイントしました。
透明度がない状態での仕上がりイメージがあまりなかったのですが、市販されているフィギュアを参考にしました。
プロに学ぶが一番です。
設計段階での想定、準備は大事だなと実感した作品になりました。